『隼jun』Ｂｌｏｇ

　　「紅い空」

戦いの傷も失恋の痛みも
失敗の悔しさも過去の過ちも
みんな時が経てば忘れてしまうなんて

流れ行く時間はすべてを癒しはしない　
うやむやにするだけの言葉はいらない
僕らはまだ本当の平和を手に入れたわけじゃない

戦車を買うお金の為に僕らの汗を使わないで

あの街の夜空は紅く染まって　
星さえろくに見えやしないんだ
それが当たり前ということが
悔しくて涙がこぼれた


何も知らなくたって生きて行けるのかもしれない
でもそれはとても怖いことなんだと　早く気がついて
知ったその現実にたとえ落胆したとしても

僕等の自由が少しづつ奪われていても　
気が付かなければ何も言えぬまま

今さえ楽しけりゃそれでいいなんて　
事さえ言えなくなるかもしれない
それを言い続けたいならば　
今だけ見てるわけにはいかない

自分のことでだけで精一杯だよと
それを言い訳にするのは簡単さ
すべては自分に繋がっている　　
イメージしにくいだけなんだ　

遠くを観て初めて近くの物も　
ちゃんと見えるようになるものだろう

あの街の夜の紅い空に　いつか闇が訪れますように
武力で保たれた平和など　本当の平和だと言えますか

あの海の蒼さはゆるぎなく　いつまでもその蒼さでいるだろう
それを当たり前にすることが　僕等にはきっとできるから
　
あなたの笑顔をずっと見ていたい　涙をあまり見るのは嫌だよ
強く生きていけますように　人の痛みを忘れないように