「茜」

隼(jun)

2013年01月01日 00:00

   「茜」
今日風を感じた時にまた一つの季節の変化を感じたよ 
あの暑かった季節が嘘のように

もうだいぶお日様も 短くなったねと少し寂しそうに君は話す 
そんな他愛も無い会話も心地いい

会社帰りのサラリーマン 犬の散歩のおじさん
みんなこの地球の美しい瞬間に足を止める

Ah 切なくて Ah 恋しくて
Ah 僕たちを 包んでいく夕暮れ


季節の変わり目はいつも 何故切ない気持ちを連れてくる
出会いがあれば別れがやって来る そういうことでしょうか・・・

直視を拒む太陽が 今日の終わりに見せる茜色した空
厳しい人がふとみせる優しさのように心をあらう

君は「テトラで糸を垂れる釣り人も絵になるね」って
風に髪を揺らす君の横顔もなかなかだよ 

Ah 切なくて Ah 愛しくて
Ah 風よ僕たちも 連れて行ってくれよ
 

時間を止められる魔法が もしも一生に一度だけ
使えるとしたなら迷わず 君といられるこの瞬間に

Ah 恋しくて Ah 愛しくて
Ah 僕たちを 包んで行く夕暮れ

Ah 夕暮れはやがて 満天の星空になる
小さな幸せの中 大きな喜びがある
優しい風の中 君の手を少し強く握るんだ

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